脳科学

記憶って何?と聞かれたら説明できますか?

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記憶って何?と聞かれたら説明できますか?

こんにちは。ライルです。

「記憶って何?と聞かれたら説明できますか?」

というタイトルでお送りします。
実際どうでしょうか。説明できますか?

もしかすると、

「短期記憶と長期記憶があって、それぞれ海馬と大脳皮質で保存される」
「短期記憶は3日ほどしか持たないけど、長期記憶は長いこと保たれる」

といった説明をできる方は多いかもしれません。
確かに、現時点でそれは正しいと言われています。

でも、この記事でそれを開設したところで、「当たり前やん」で終わります。

なので、今回は

インプットからアウトプットまでの一連の流れを解き明かします。

非常に単純ですが、面白く、役に立つお話です。
前置きが長くなりました。早速いきます。

目次

記憶って何?

簡単な問いのようで、非常に難しいですよね。
記憶とは

過去の経験を頭の中に残しておいて、後にそれを思い起こしたり使用する過程
または
頭の中に残した過去の経験

と定義されています。
少し難解ですが、あなたがイメージしている『記憶』を言葉にしただけです。

ですが実は、ある前提が記憶を語る前に存在しています。

過去の経験全てを記憶できるわけではない

これが前提です。

「何言ってんの。あったりまえじゃーん」

と思われたかもしれませんが、これは非常に重要なのです。

全てを記憶しているわけではない。
つまり、「記憶にはムラがある」ということ。

覚えやすいものもあれば、覚えにくいものもあります。
一般にイメージに一致するものは覚えやすく、一致しないものは覚えにくいです。

すでに垣間見えていますが、記憶というのは案外いい加減なのです。

記憶の量は膨大。部屋に5万個の引き出しがあったらどうですか?

記憶の量、知識の量は膨大です。

今までのあなたの人生のほとんどが詰まっています。
じゃあそんな記憶が、頭の中に散らかっていたら。

あなたはすぐに記憶を呼び覚ますことができるでしょうか。

おそらくできないでしょう。
『あ』という文字を思い出したら『ひらがな』や『い』が一瞬で頭に浮かぶのはなぜでしょう。

それは、記憶が脳内で繋がっているからです。
ネットワークのようになっているんです。

試しに連想ゲームをしながら、紙に思いついた言葉を書き出してみてください。

それはあなたの脳内のネットワークそのものです。

そして、あなたが何かを思い出そうとするとき、

例えば、『りんご』を思い出した時。
あなたの脳内のネットワークにあるりんごの記憶は熱を持ちます。

その熱が、ネットワーク内でりんごと隣り合う記憶を温めます。
すると、思い出しやすくなるのです。

『アダム』『イブ』や『赤い』と言った単語が温まって飛び出してくる。

記憶はこのようにできています。

実際は温まっているわけではなく、「活性化」しています。
わかりやすいので、熱に置き換えました。

人間の記憶がいかに適当であるか

人間の記憶は非常にいい加減で、脆くて、危険です。

それをここでは軽く実証してみましょう。
さっさと情報が欲しいあなたは、2つ目の見出しからみてもらえればOKです。

記憶実験:次の文章を読んでください

手順は一見複雑だが、非常に簡単である。
まず、ものを種類に応じていくつかのまとまりに分けるところから始める。
一度に大量にこなすと、たちまち問題が起こるか、非常に面倒なことになる。
分け終えたら、次は設備を探さなければならない。人によっては別の場所へ行く必要があるかもしれない。
機械の操作は明確でなければならず、必要なものは揃えておこう。
初めのうち、この作業は非常に複雑に見えるかもしれない。
しかし、この作業はすぐに人生の1つの側面になるだろう。
最後に全てのまとまりを元あった形に戻し、いつもの場所にしまう。
それらはじき、使用され、このサイクルは再び繰り返す。

どうでしょう。読めましたか?

「何を言っているのか。さっぱりわからん」

と思うでしょう。
何かの説明をしているけど、何の説明かは見当がつかない。
おそらくそんな状況だと思います。

では、この文章のタイトルが「洗濯」だと知ってこの文章を読んだら。

おそらく理解できるでしょう。
しかも非常に簡単に、スムーズに頭に入ってくるのではないでしょうか。

これは、あなたの記憶の中で「洗濯」に関する知識がまとまって蓄えられているため、
洗濯という1つの単語で知識のまとまりを引き出すことができた。ということです。

こういう知識のまとまりを「スキーマ」なんて言ったりしますが、
そんな名称は正直どうでもよく、重要なのは、

知識、記憶、思考はまとまりと関係性である

ということ。

単純暗記とは最も意味のない行為なのです。

スキーマとカテゴリーとバイアス

人間は、自分の知識=自分の記憶の中でしか世界を見ることができません。

人間の五感から入った情報は全て、脳で「記憶」として処理されるからです。

つまり、あなたの記憶がものを「カテゴリー化/分類」し、「バイアス/偏見」を生むのです。

過度の分類も偏見も、ビジネスでは非常に強力な敵です。

何と言っても、自覚することが非常に難しいからです。
優秀な経営者は常に学んでいる。というのはもう常識かなと思います。

彼らが優秀な理由。
それは「知識、記憶のアップデートが頻繁に行われるから」です。

本や、友人からの話、一流の映画、広告などあらゆるものから学んでいます。
そして、常に自分の勝手な分類や偏見を取り除いているのです。

だから彼らは非常に客観的に物事を見ることができる。

優秀な経営者がiPhone11 Proなら、一般的な大学生はポケベルです。

そもそも、カバーしている範囲が違うのです。
ある単語についての知識のかたまりのデカさが違う。

個人で稼いで生きていくなら、「知識と思考」を鍛えるべきですね。

まとめ

記憶のついて語ると、一冊の本が書けてしまいます。

それも辞書のように分厚い本です。
なので、非常に簡単に簡潔に書きましたが、

少しビジネス色を強めにしてみました。

わかりやすかったり、面白かったりしたらコメントいただけると励みになります。
それでは、この辺りで筆を止めます。


 

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