こんにちは。ライルです。
今回はカリギュラ効果についての解説です。
名前を知らない方は多いかもしれませんが、内容は身近に経験しているはずです。
少なくとも子供の頃にはあったと思います。
そんな誰しもが経験しているであろう心理効果は、様々なところに応用できます。
というわけで、なんのことやら分からないと思うので
ここから解説してきます。
目次
カリギュラ効果とは?
カリギュラ効果とは
「禁止されると、やりたいと思ってしまう」
という心理効果です。
かなり分かりやすい効果ですし、有名な効果でもあります。
例えば、アメリカで「お酒を飲んではいけない」というルールをつくったところ、秘密でお酒を作る業者が増えたり、
現代の日本で言えば、「薬物は危ないからダメ」というと「脱法ハーブ」などを作る業者が出てきたりします。
これは、法律で禁止されている=やっちゃダメだから、逆に興味が湧いてしまうという心理が絡んでいます。
もちろん、だから合法化しろ。ということではなく、単純に危険なのでやめましょう。
カリギュラ効果は様々な場所で用いられます。
最近特に顕著なのは商品販売です。
「閲覧禁止」と書かれた動画や記事が気になってしまうのと同様に、商品販売でも、
「〇〇な人以外は見ないでください」と書かれているものを見れば、自分が当てはまらなくても見たくなってしまう。
この様に人間の心理的な性質を応用した技法が数多く存在していて、しかもかなり広く用いられています。
カリギュラ効果の具体例
「シロクマ」のことを絶対に考えないでください。
今からです。シロクマのことを考えた時点で負けです。
よーい、スタート!絶対に考えちゃダメですよ!
と言われると、逆にシロクマのことを考えてしまいますよね。
「絶対考えないぞ」と思えば思うほど、脳裏にシロクマがチラついてしまう。
これがカリギュラ効果です。
笑っちゃダメなゲームなどもそう。
笑いを我慢すればするほど、すぐに笑けてくる。
つまらないことでも、笑ってしまいそうになります。
これはどういうことかわかりますか?
「よし、絶対にやるぞ!」と意気込んでも、
「やらなければ!」という緊張が脳裏にチラついて、
逆に成功率を下げることになります。
本当に自分のパフォーマンスを発揮できるのは、
適度に緊張しつつ、適度にリラックスしている時です。
僕個人としては「〇〇すれば良いんだろ」という気概で臨むと、うまくいくことが多いです。
これはカリギュラ効果の発生を抑えるための施策です。
カリギュラ効果をビジネスに応用する
個人的に、ビジネスそのそもには生かせないかもなと思っております。
というのも、カリギュラ効果は「やる気アップ」のための心理効果だと考えているから。
理由も非常に単純で、
カリギュラ効果を使いこなせれば、
最高のパフォーマンスをいつでも発揮できるようになります。
既に述べましたが、気張りすぎると失敗しますよね。
それは脳裏にやるべきことがちらついているから、集中できていません。
人間の脳は、シングルタスクしかできない構造になっています。
「俺はマルチタスクできるぜ!」という方もいるかもですが、
それは超高速でシングルタスクを切り替えているだけです。
何が言いたいかというと、「余裕を持ちましょう」ということ。
余裕があれば気張らなくて良いですから。
人間はお金、時間、身体、精神の4つが「余裕」に関係します。
もちろん「働きまくるのが幸せ」ならそれは全然良いことです。
実際僕もそうですから。
でも、「余裕」と「幸せ」ってちょっと違うんですよね。
お金もあって時間もあって、身体も良い調子なら、精神的にも安定します。
そうなったらもう気張ることなんてないんですよ。
というのも、この4つを満たすためには「圧倒的な知識」と「思考力」が必要だから。
レベルが高くなればなるほど、気張らなくたってなんでもできてしまいます。
「余裕」というのはこういうことです。
レベルを下げるのではなく、上がりすぎて下しかいない状況。
そこを目指しましょう。
かなり脱線しましたが、僕もまだまだ上を目指している途中です。
カリギュラ効果をはじめとする心理効果って面白いな。と感じてここまで読んでくださったあなたなら、
確実に「余裕」になれることでしょう。
というわけで、今回はこの辺りで筆を止めます。
気張りすぎず、リラックスしてレベルをあげましょう。