商売の話

【ラーメンで語った 】零細企業が大企業に勝てるのは.....

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【ラーメンで語った 】零細企業が大企業に勝てるのは.....

ラーメンって美味くないですか。

めちゃめちゃラーメン好きなんですよぼく。特に家系。
山岡家が大好きです。

 

こういう有名チェーン店を筆頭に、

最近はコンビニのカップ麺にもいろんな有名店の商品が並んでるじゃないですか。
さすが有名店だけあって、そこそこうまいんですよねこれが。

有名店からすれば、名前を貸している分の代金も入るだろうし、
カップ麺食べて、実際にお店に行ってみたい人もいるだろうし。

お店側からしてもメーカーからしても、両方に利益があるんですよね。

 

ちょっとコンサルした個人店の店主さんから聞いたんですが、

そこそこ有名な店舗で長持ちしてるとなると、メーカーの開発さんがくるらしいんですよ。

『お宅のラーメンをカップ麺にして販売しませんか?』って。

 

そうやってお願いされると大抵のお店は断るんですって。

うちのレシピは代々受け継いだものだから、公開はしませんよ

って。

 

長い期間をかけて、研究に研究を重ねて。
いろんなところに色んな麺を食べに行ったり、試作の段階で何時間も何十時間も煮込んだり。
グラム単位で材料を調節したりいろいろやってできたものだからね。だから渡さない。

もちろんスープも。食っていくのは自由だけどね。当たり前の話。

でも、そうするとメーカーの人が

わかりました。

って素直に帰っていって、数日後にできましたって持ってくるらしいんですよ。

で、半信半疑で店主が試食すると『何だこれ!?』となるそうなんです。

 

ほぼ完コピされてしまうらしい。
そんな話が昔あったよと、店主さんに教えてもらったんです。

 

大企業の開発力やべえなと思いましたね。

研究者レベルで成分とかみながらベストな味までの最短ルートを見極められる人が、
何十人といるチームがめちゃめちゃ資金をかけて、最新の機械を使って作っているわけです。

 

食品メーカーの商品開発なわけですし、味覚に関するテストだったり、
成分に関する知見なんかも常人レベルを優に超える人たちが集まっているでしょう。

大企業の強みと弱さ

この例から考えると、大企業の開発力って半端ないわけです。

早い話、機能面で勝負したって勝ち目ない。

大手企業レベルになれば研究員だって数百人いるだろうし、
彼らは食品に関する知見とか鋭い味覚を持ってる。

しかも大学院卒とかで、半生を食品分析・グルメに捧げてみました!!!
みたいな人もいるんじゃないかなと思われます。

 

さっきも言ったけど、資金は積んでるし機械は最新で、
味についてもこれまでの商品からノウハウとかデータがかなり溜まってるはず。

 

1人の人間が一生懸命研究して、これかあれかと素材を探し回って作っても、

体調とか腹の減り具合とかで味って変わってくる。

けど、大手はそれをデータにして、環境とかに左右されずに味を見極めることが多分できる。

 

しかも個人でやってらしゃるラーメン屋さんって、仕込みの時間がえぐい。

僕がコンサルしたお店は12時間以上かけてた。正直びっくりした。
そんなに時間かけて、何ができるんや!!!!と思った。

で、もしこの時間店主が休まず働くなら、人件費とかスープの具材とか、

諸々あわせた経費が半端ではないことになるわけです。
要するに原価が超高くなってしまう。

 

こんなに努力して作ったラーメンが、
ほんの数日で完璧に再現されてしまうわけですよ。

あれ?もう勝ち目なくね?って話じゃないですか。

 

超こだわった具材とかも使わないで、再現されてしまう。

要するに原価がめちゃめちゃ安いのに、味はほぼ完璧に再現されるということになる。

これが大企業の強み。もっといえば強者の強み。市場で上位だからできること。

零細企業は大企業に、市場下位は市場上位に勝てない??

大企業は原価を超安くした上で、有名店のあの味を再現できる。

これだけ繁盛しているお店の味を一瞬で再現してしまうわけだから、
誰もが美味しいと思うラーメンを作るとか、あらゆる味の極みみたいな最強のラーメンを作ることもできそう。

こうなったらもう競合なんて概念すら存在しなくなって、
全てのラーメン屋が潰れて、大企業の独占市場になってしまう。

 

けど、現時点でそうなってないわけですよ。

というか、なんで零細企業であるラーメン店の名前を借りて大手が商品を作るのか。
何でそのラーメン店のブランドを使うのか。

これが改名できればその答えがわかりそうですよね。

 

零細ラーメン屋が持ってて、大企業が持ってないものって、

ストーリー性

なのです。まあ大手もストーリー性がある商品は何個も持ってて、
例えば、チャルメラとか。歴史長いですからね。

マルちゃん、チキンラーメン、チャルメラ、カップヌードル。

と言った感じで。

 

ストーリーがある商品って、大企業はスピード感を持って作れないんですよ。
社外秘のノウハウとかそう言ったものがたくさんあるので、発信できない。

けど、個人だったり零細だったり、歩幅の狭い事業規模ならできるわけですこれが。

有名店が何を売ってるかって、ストーリーなんですよ。

ああ、あの時食べに来たな。って自分の思い出も、
何年も前から続く老舗ラーメン屋さんだよとか。

 

ストーリーがなくても美味しいものって沢山あります。
でも、そういうものは認知されずに廃れていく。

 

大企業からすれば、ストーリー性は喉から手がでるほど欲しいわけです。
だからストーリーを持ってる零細を納得させるために投資してる。

要するにストーリーを持ってる、ブランドを持ってるというのは、
それだけで機能面以上に優位性を保てるということ。

 

半沢直樹とか、鬼滅の刃とか。
ああいったものもストーリーがあるから面白いわけですよ。

どんな経緯があって、どんな歴史があって、
どんな努力があって何が生まれたのか。

これってめちゃめちゃ気になると思うんですよね。

 

ちなみに個人的な感覚ですが、
民族で見たときに、日本人は他の民族に比べてストーリーめっちゃ好きだなと思います。

iPhoneだってジョブスのストーリーで売れましたし、
あれを出発点にしたストーリーで一気にシェアを伸ばしました。

けどAndroidにはあんまりそのストーリーっていう面が見えないんですよ。
少なくとも僕には全く見えない。だからiPhoneすきで使ってますし。

 

というわけで、
これから家でラーメン作りたいと思います。


 

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